2011年12月2日、河野委員長は、ひかりの輪代表の上祐史浩氏と都内のホテルで面会し、外部監査人への就任を承諾した。

「大半のマスコミや地域住民の方々が、公安調査庁の見解に影響されて当団体の実態を理解していない中で、ご自分の目で教団を確かめ、地域住民との架け橋になっていただきたい」という上祐代表の要請を受け、「報道で流されている情報と、実際に会って見たひかりの輪の人たちの実像が、あまりにも違うので、中に入って自分の目で確認してみたい」と承諾。
その直後、河野委員長は、報道機関の取材に応じ、以下の通り報道された。
◎「ひかりの輪」外部監査人に河野さん 松本サリン被害者
(朝日新聞 デジタル版 2011年12月3日12時47分)
http://www.asahi.com/national/update/1203/SEB201112030007.html オウム真理教から派生した「ひかりの輪」(上祐史浩代表)の外部監査人に、1994年の松本サリン事件被害者の河野義行さん(61)が就任したことが3日、分かった。
ひかりの輪からの要請に応じたという。外部監査人は施設への立ち入りや幹部との面談などで活動をチェックし、必要に応じて指導、公表する。ほかに犯罪更生が専門の大学教授や修験道の指導者ら4人が決まっている。
河野さんは「施設近くの住民は今まで報道でなんとなく怖いと感じていたと思う。利害関係のない我々が施設内や関係資料を見たり、住民と一緒に中に入ったりして、本当に不安に思うことは何か、どうすれば不安を取り除けるか、明らかにしたい」と話している。
◎ひかりの輪外部監査人に河野さん 「自分の目で確認」
(共同通信配信 2011/12/02 21:57 )
http://www.47news.jp/CN/201112/CN2011120201002072.html オウム真理教の幹部だった上祐史浩氏が設立した「ひかりの輪」が、松本サリン事件の被害者の河野義行さん(61)に、第三者として活動を監視する「外部監査人」への就任を要請、河野さんが受諾したことが2日、分かった。
外部監査人は施設への立ち入りや幹部との面会によって団体の実態を調べ、必要に応じて勧告。違法行為や問題のある行為を知った場合、告発や公表をするという。河野さんのほか大学教授や神主ら計5人が就任する見通し。
河野さんは「(ひかりの輪が)実際どうなのか自分で中に入り、自分の目で確認したい。不安を持つ周辺住民との橋渡し役になって動いていければ」と話している。
◎「外部監査人」に河野さん
【動画】共同通信 2011年12月02日
http://www.47news.jp/movie/general_national/post_5945/ひかりの輪の要請受け
オウム真理教の幹部だった上祐史浩氏が設立した「ひかりの輪」が、松本サリン事件の被害者の河野義行さん(61)に、第三者として活動を監視する「外部監査人」への就任を要請、河野さんが受諾したことが2日、分かった。
河野さんは「(ひかりの輪が)実際どうなのか自分で中に入り、自分の目で確認したい。不安を持つ周辺住民との橋渡し役になって動いていければ」と話している。
(動画の内容の詳細)
インタビュアー 外部監査の話があったということですけれど
河野
「いまですね、ひかりの輪の教団というのは、なんとなく外部から不安がられている状況なんですけれども、それはイメージだけなんですね。
実際にどうなのかということを、自分が中へ入ってですね、いま報道でされているようなことが事実なのかどうかとか、ひとつ見ていきたいということと、周辺住民のいってみれば橋渡しみたいな、そんな位置づけで動ければいいかなと思っていますけど。」
インタビュアー はじめてお話を聞いたときには、どう思ったのでしょうか?
河野
「わたしはどこからに対しても、自分ができることであればですよ、お手伝いは、今までしてきているわけですね。
だから、ひかりの輪だからという特別な感情は、特に持っていませんけれども。
いままでひかりの輪の人たち、あるいはアーレフの人たち、けっこう大勢会っているわけです。
そういうなかで、そんな不安をいだくような、そういう雰囲気じゃないんですよね。
ごく普通の人という、そういう印象をもっているわけですよね。
そうするとイメージだけが先行しちゃって、負のイメージが定着するのも不幸なことだと思いますのでね。
その辺を自分の目で見てですね、そして発信できればと思っていますが。」